DRONE
写真測量や写真点検に特化したドローン「エアロボ(AS-MC03)」をご紹介します。高性能カメラとイメージセンサを搭載し、高速撮影でも歪みのない静止画を取得できます。
AS-MC03
写真測量と写真点検に特化!
高速移動しながら撮影しても歪みのない静止画を
取得できる高性能カメラ&イメージセンサを搭載
エアロボ(AS-MC03)は上空から撮影した写真による測量や点検に特化したドローンです。
ドローン測量には正しく歪みの無い静止画像が必要ですが、ドローンは高速に横移動しながら撮影するため、画像がぶれる場合があります。これを防ぐためには高速にシャッターを切る必要があります。
エアロボ(AS-MC03)は、高速シャッターでも高画質を得られる高性能カメラ、高感度イメージセンサを搭載。また、画像の歪みを抑えメカニカルシャッター機構を備え、高精度で信頼性の高いドローン測量を実現します。
導入検討・
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ドローン活用のお悩みから具体的な製品のご検討まで、ドローン導入に関わるご相談を幅広く受け付けます。当WEBサイトのフォームよりお気軽にご相談ください。
FEATURES
特長1
国産ドローン
(自社設計、国内工場で製造)
特長2
測量に最適な、APS-Cサイズイメージセンサー
+レンズ交換式の高性能カメラ
特長3
I-Construction規準に対応した、
カメラと経路の設定の自動化
特長4
3Dモデル化に必要な、GPS情報の画像埋め込め
特長5
現場での運用に頑健な、防水・防塵・耐風性能
特長6
初心者でも安心で簡単な、全自律飛行の運用
特長7
安全に長く使うための、
メンテナンス・サポートサービスの提供
PRODUCT SPECIFICATIONS
測量や点検用に特化し、高性能カメラを搭載。APS-Cサイズのイメージセンサは高感度で、高速でシャッターを切ってもきれいな画質を誇ります。
また、メカニカルシャッター機構を備え、画像の歪みを抑えます。移動しながらの正確な撮影に最適です。
独自のフライトプランにそった自動離発着、自動飛行を実現。カメラの画角、撮影インターバルなどに合わせて、測量条件を満たすフライトプラン(高度、速度、経路)などを自動で設定できます。
安全機能
外形寸法ガード装着時 | 800 × 800 × 310 mm |
---|---|
本体重量 (kg) | 2.33kg(カメラ含まず) |
本体重量ガード装着時 | 2.52kg |
電池 | 4S 10000mAh |
最高速度 | 36km/h |
電波到達距離 | 600m |
飛行可能最大風速 | 10m/s 以下 |
最大搭載ペイロード重量 | 700g |
最大使用可能時間 | 20分 |
耐水性 | IPX3(ペイロードカメラ含まず) |
防塵性 | IP4X(ペイロードカメラ含まず) |
測量用カメラ | ソニー製 UMC-R10C ・センサーサイズ:APS-C ・標準レンズ:SEL16F28 |
外部インターフェース | USB, UART |
輸送箱 サイズ(縦・横・高さ) | 570 x 720 x 250mm(キャスター、ハンドル含む) |
WHY BEST
測量には綺麗な映像ではなく、正しく歪みの無い静止画像が必要です。ドローンを使った撮影では高速に横移動しながら下向きに撮影するために露光時間中に移動した分画像がブレてしまいます。これを防ぐために高速にシャッターを切る必要があります。
また通常の電子シャッター制御のカメラでは画面の1画素ずつシャッターをコントロールしていくために画面の左上と右下では露光しているタイミング大きく異なります。そのため移動体を撮影すると形がひしゃげる「ローリングシャッター歪」という現象が起こります。R10Cではメカシャッター機構を採用しているため、全画素が同時に露光されるのでこうした時間のずれによる歪みは起こりません。
シャッタースピードを速くし露光時間が短くなると光が当たる量が減少するためになるべく大きな面積のイメージセンサーを使うことが有利になります。エアロボが搭載するソニー製のUMC-R10C(以下R10C)は、APS-Cサイズのセンサーでハイエンドのカメラに使われ高速にシャッターを切っても綺麗な映像が取れます。
実際にセンサーサイズが小さいカメラでは、屋外などの暗い所から明るい所までダイナミックレンジが広いシーンを十分に表現しきれずに黒つぶれしたり、白飛びしたりすることになります。下記の画像例では同じエアロボマーカー(対空標識)が白飛びして判別することが困難になっています。
センサーサイズ : 1インチ
シャッタースピード : 1/200s
高速 : 40m
センサーサイズ : APS-C
シャッタースピード : 1/200s
高速 : 40m
(無人ドローン残)(エアロセンス社エアロボ印刷)
エアロボが搭載するR10Cは、2,000万画素の高解像度の静止画撮影が可能ですが、多くのドローン同様に、i-Construction規準の地上分解能1cm/画素での撮影を実現するためには30m程度の低高度で飛行する必要があります。R10CはEマウントの交換式レンズに対応していますので、レンズを変えることで画角を変更することができます。例えば望遠レンズを搭載し、高度100mからでも地上1cm/画素の分解能を実現することも可能になります。クレーンが多い現場や高低差のある山間部で高度を保ちながら、基準を満たした撮影するために運用方法に合わせてレンズを交換できることはメリットになります。
単焦点レンズ
SEL16F28
画角 : 83°
重量 : 67g
SEL20F28
画角 : 70°
重量 : 69g
おすすめ
SEL35F28Z
画角 : 44°
重量 : 120g
ズームレンズ
SELP1650
画角 : 32°〜83°
重量 : 116g
特におススメなのが35mmフルサイズ用のレンズ(SEL35F28Z)です。 APS-Cサイズのセンサーで使う場合にはレンズ投影部分の中央だけを切り出して使うようなイメージになりますので、レンズ周辺に行くにつれて光量が落ち、歪が大きくなるという影響を受けない贅沢な使い方になります。画角が狭くなりますのでその分地上の分解能が増えて、フルサイズセンサーなみに画質になります。
標準搭載レンズ(SEL 16F28)
高速 : 50m
フルサイズセンサー用レンズ(SEL 35F28)
高速 : 50m
一般的なカメラは、カメラ内のマイコンが撮影と記録のコントロールを順番に行っていますが、エアロボでは撮影はカメラのマイコンが、記録は機体のオンボードコンピュータが分担することにより、通常よりも速い1秒間隔(他社比約2倍)の連続撮影を実現しています。またオンボードコンピュータで記録することで、機体で計測しているGPSによる位置・姿勢を画像上に同期して記録することができ、一石二鳥です。
高速撮影とレンズの交換を組み合わせることで、通常のドローンと同じ画角の撮影であれば倍の速度で飛行し撮影を終えることができます。フルサイズセンサー用のレンズを使うと倍の地上分解能で一眼カメラ並みの高画質で撮影することができます。またフルサイズセンサー用レンズを使って、通常の地上分解能のまま、倍の高度で飛行することもことも可能になります。
測量用の撮影にジンバルは必要ありません。ジンバルは機体の姿勢変化を吸収し、一定方向の映像を撮るためのものですが、測量時の撮影のように平行移動するブレを吸収することはできません。また一定方向の撮影画像だけから3Dのモデルを作成すると不正確なモデルができてしまう。ドーミング現象というのも報告されています。これを解消するためにわざわざ斜めの角度の視点の画像を混ぜることを行います。ジンバルが無ければ飛行の向きが変われば視点の方向も変わるので、自然に様々な角度の撮影が織り込まれることになり好都合です。
ジンバルを使うよりはその分の重さで前述のようにセンサーサイズの大きなカメラを使った方が測量には効果的です。なお大きなカメラ(一眼カメラ)とジンバルを組み合わせて使うとペイロードの重さがカメラ自身の数倍の重さになってしまうために大変運用しずらい大型のドローンが必要となってしまいます。
ドーミックス現象
HIGHLY RELIABLE
様々な環境化で動作するように、IP43レベルの防水・防塵設計を行っています。またソニーの製造ノウハウを活用し、様々な信頼性試験をパスした機体設計となっています。
温度サイクル試験
塵埃試験
梱包振動試験
防滴試験
落下試験
高低温試験
毎月数十フライトを2年半以上継続実施した汚染土壌管理ヤードのシート劣化の点検業務や、自衛隊に台風などの災害現場での調査活動など様々過酷な条件で繰り返し運用されたにより、信頼性が証明されています。
EASY TO OPERATE
測量専用ドローンと位置付けたことで、様々な撮影パラメータを測量専用にソフトウェアで自動設定します。これによりユーザーは細かくカメラパラメータの設定や経路の高度や幅などの設定を計算しなおしたりする必要がなく、最適に運用することができます。
エアロボは自律飛行で運用することを前提としていますので、運用者にラジコンのような操縦技能を要求しません。業務で活用しなくてはならないけれども、技能は苦手だという方でも安心して運用することができます。
また自律飛行のミッションを設定して、実際に飛行するまでにソフトウェアを操作する回数も最小にしています。ソフトウェアを起動して、20回クリックし(当社調べ)設定するだけで典型的な測量ミッションの飛行を開始することができます。
運用に必要な情報をみやすくグラフィカルに表示します。
日本語の表示及び、日本語による音声ガイダンスを行いますので、手順を間違いたり忘れたりしても安心です。
SAFE TO USE
導入にあたっては、研修サービス(有償)を実施しており、ドローンの仕組みから運用、法令に至るまでの座学研修とドローン飛行運用の実技研修を受講することができます。これによりドローン測量に必要な一通りの知識とスキルを身に付けることができます。
エアロボマーカー、エアロボクラウドと一緒に導入・運用していただくことで写真測量に必要な対空標識の測量から3次元モデル化の処理も全て連携して行うことが可能です。研修を受けることですぐにでもエキスパート並みの精度の高い測量業務を実施することができるようになります。
半年に一度のメンテナンスサービス(有償)を提供しております。メンテナンスチェックシートに基づき、点検項目の確認・動作確認などを行い、必要な消耗品に関しては交換を行います。
メンテナンスを受けていただくことで、メーカー保証を半年間延長いたします。
万一の事故の際には、機体の損害をカバーする動産保険と第3者への被害をカバーする損害保険を組み合わせた、東京海上日動火災保険(株)によるカスターマープロテクション保険プログラムを提供しています。
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