DRONE
第二種型式認証を取得したVTOL型固定翼ドローン「AS-VT01K」を紹介します。滑走路不要の離発着ができ、約50kmほどの長距離飛行が可能なドローン。インフラ点検等の現場でお使いいただいています。
第二種型式認証により
設計・製造の安全基準と均一基準が認められた
VTOL型固定翼ドローン
「エアロボウイング」は、滑走路不要の垂直離発着と1フライト50km、巡航速度65km/hの高速飛行が可能なVTOL型固定翼ドローン。
LTE通信を採用することで、無線の到達範囲にとらわれない飛行を実現しています。
山間部の砂防施設点検や河川点検などのインフラ点検や災害時の調査など、長距離・広範囲の飛行が必要な場面で活用されています。
2024年6月5日に国土交通省航空局より、垂直離着陸型固定翼(VTOL)機として国内初となる「第二種型式認証」を取得しました。
▪︎ LTE通信機能を活用したエアロボウイングの遠隔飛行の紹介 ▪︎
FEATURES
エアロボウイングの主な特長
POINT
1
長距離・広域飛行
1フライトあたり直線距離として最大50km、を飛行することができます。また、巡航速度65km/hで飛行できるため、マルチコプタータイプに比べ、長距離・広範囲の飛行に適しています。
POINT
2
離陸から着陸まで全自動飛行
離陸から着陸まで安定した運用が可能です。ボタン一つでミッションを実行でき、全自動で飛行できるため、機体の手動操作は発生しません。
POINT
3
LTE通信機能搭載
飛行中の周囲の状況確認や、制御維持のためにLTE通信モジュールを標準搭載しています。 飛行時の電波使用申請を行い承認を受ければ、活用範囲をさらに広げることができます。
POINT
4
限られたスペースから離着陸が可能
マルチコプターモードで垂直に離陸・着陸ができるため、山間などの滑走路が確保しづらい限られたスペースからも離着陸できます。
APPLICATION
主なアプリケーション
砂防施設の点検
[主な事例]砂防施設、ダム湖の点検
限られたスペースから離発着できるため、山間部のインフラ施設(砂防堰堤やダム)の点検に適しています。
道路・河川の点検
[主な事例]河川・道路の点検 等
長距離飛行できる特性を活かし、河川や道路点検でも活用できます。
広域空撮調査
[主な事例]林業、スマート農業、水産資源保護 など
大規模な圃場の成育調査や水産資源保護などの現場でも活用されています。
緊急時・災害発生時の活用
[主な事例]災害発生時の被災状況調査、緊急時の軽量物資輸送
広範囲を高速に飛行できるため、災害発生時の迅速な状況把握に活用できます。
一部の特定飛行で許可・承認申請が不要に
エアロボウイングで第二種機体認証書を取得し、オペレーター(操縦者)が二等以上の操縦者技能証明を保有している場合は、通常は許可・承認申請が必要な一部の特定飛行を申請なしに飛行させることができます。AS-VT01K では、事前承認が必要な特定飛行のうち目視外飛行が対象となります。
これにより、レベル3およびレベル3.5(※1)飛行のうち、目視外飛行の事前申請が不要(※2)となり、長距離・広範囲の飛行が必要な河川や砂防堰堤などのインフラ点検や調査などを簡便に行えるようになります。
(※1)レベル3飛行は、無人地帯において立入管理措置を行ったうえの目視外飛行。レベル3.5飛行は、無人地帯において従来求められていた立入管理措置のうち補助者の配置や看板の設置等を不要とした目視外飛行。
(※2)事前申請が不要となるには、型式認証機体において、機体認証を取得することに加えて、技能証明(※3)と飛行マニュアルの作成など安全確保措置が必要です。
(※3)2024年6月時点、VTOL型ドローンの技能証明には「回転翼航空機(マルチローター)」と「飛行機」の両方の資格が必要とされています。しかし、エアロボウイングの運用には通常時、非常時に限らず固定翼の手動操縦は必要ないことから、技能証明取得の簡略化を働きかけています。
PAYLOAD
活用場面に合わせペイロードを搭載できます。
[主な用途]
空撮写真による点検調査
(広域インフラ点検、災害発生時の広域調査)
[主な用途]
空撮動画による点検・調査・巡視
(動画による点検、巡視調査等)
[主な用途]
軽量物資輸送
(災害発生時の医薬品配送等)
PRODUCT SPECIFICATIONS
専用ソフトウエア「エアロボステーション」を使用して、フライトプランにそった自動離発着、自動飛行を実現。
離陸から着陸まで手動のオペレーションをせずに運用いただけます。
■ 各種認定
第二種型式認証(国土交通省 航空局)型式認証書番号:第5号
型式名:エアロセンス式 AS-VT01K型
機体名称 | AS-VT01K |
---|---|
外形寸法 | 215 x 124 x 42 cm(プロペラ含まず) |
本体重量(バッテリー含む) | 9.2kg |
最大離陸重量 | 10.2kg |
最大積載可能重量 | 1.0kg |
電源 | 6S 10,000mAh LiPoバッテリー x2 |
飛行可能時間 | 40分 |
最大飛行距離 | 50km |
最高速度 | 100km/h |
巡航速度 | 65km/h |
最大バンク角 | 40° |
飛行可能風速 | 10m/s* |
動作保証温度(バッテリー含まない) | -5℃~40℃ |
飛行制御 | 飛行計画による自動航行 |
FPVカメラ | 2機搭載(前向き/下向き) |
改正航空法 | 対応済み 全国包括申請にも対応 |
安全機能 |
|
フライトコントローラ | 自社製フライトコントローラ |
センサー | 2周波GNSS、IMU、TOFセンサー(下向き)、 対気速度センサー(ピトー管)、気圧センサー |
GNSS | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo |
機体制御無線 | 2.4GHz、LTE |
2.4GHz 電波到達距離 | 見通し1500m(通常版)、見通し5000m(ハイパワー版)*** |
LTE通信モジュール | 標準搭載(KDDI, NTTドコモ) |
データ格納 | SDカード(静止画カメラ(R10C)を使用の場合) |
型式認証 | 第二種型式認証 |
生産国 | 日本 |
型番 | UMC-R10C |
---|---|
センサーサイズ | 23.20 x 15.40mm (APS-C) |
有効画素数 | 有効画素数:5456 x 3632 (約2,000万画素) |
レンズ | SEL16F28 |
レンズ焦点距離 | 16mm(画角83度 APS-C時) |
地上解像度 | 高度110m撮影時 2.9cm/px |
型番 | PVL-8K |
---|---|
センサーサイズ | 1インチ |
焦点距離 | 12.8mm |
FOV | 63.4° |
解像度(動画) | 3840 x 2160/30fps |
解像度(静止画) | 8000 x 6000 |
デジタルズーム | 2x, 4x, 8x, 16x |
ジンバル操作範囲 | -150°~+150°(パン)、-90°~+30°(チルト) |
DELIVERABLE
オルソフォト(2D)
空撮した写真をエアロボクラウドなどの画像解析ソフトにアップロードにすることで、1枚の大きな地表のモデル写真を作成できます。地表の様子の記録に使用できます。
動画
飛行中に撮影した動画は、動画配信サービスを利用し、モニタールームなどの遠隔拠点にほぼリアルタイムで配信することができます。機体内にも録画データが残るため、フライト後に上空からの撮影動画を再度見返すことも可能です。
FLOW
STEP1
お問い合わせフォームより、ご検討中の用途やお客様の実現したいことをご相談ください。
STEP2
ご希望に応じてオペレーションの様子をご覧いただけるデモ会(不定期開催/無料)に参加いただけます。
さらに具体的な検討のために、お客様の環境で「エアロボウイング」を飛行させ、実際の運用イメージを確認いただくことも可能です(有料)。
>> オペレーションサービス
STEP3
実際に運用できると判断いただけましたら、発注いただきます。
発注後、正式に納期を回答させていただきます。
Q&A
導入時研修の実施場所と期間を教えてください。
原則的には当社指定場所で研修を実施します。お客様指定場所での研修の場合についてはご相談ください(諸条件によりご要望に添えない場合もございます)。
研修期間は、3日間です。具体的には、座学(1日)、実技(2日)をの講習を行います。
運用のイメージがつかないのですが、確認できる場はありますか。
不定期で首都圏郊外でデモ会を実施しているため、飛行の様子を実際にご覧いただくことが可能です。
また、ご希望に応じてお客様の環境で「エアロボウイング」を飛行させ、業務に使用できるか確認いただくことも可能です(有料)。
詳しくは下記リンクよりご確認ください。
>> オペレーションサービスの紹介
納期を教えてください。
機体に搭載するペイロードによって異なります。商談時に目安をご案内いたします。
SUPPORT
導入時にエアロセンスのオペレーターによる研修(有償)を実施しています。
ドローンの仕組み・運用や法令をまとめた座学講座と、ドローン飛行の実技研修を受講できます。
業務でドローンを活用する際に必要な一通りの知識とスキルを身に付けることができます。
安全にドローンを活用していただくための定期メンテナンスサービス(有償)を提供しています。
メンテナンスチェックシートに基づき、点検・動作確認などを行います。必要な消耗品に関しては交換を行います。
万一の事故に備え、動産保険と損害保険を組み合わせた、東京海上日動火災保険株式会社によるカスターマープロテクション保険プログラムを提供しています。
その他以下のようなことも
対応可能です
RELATED PRODUCT
CASE STUDY
「エアロボウイング」を活用し、熊本県八代市泉町の久連子川流域で砂防堰堤や山腹崩壊等の状況を確認するため、飛行試験を実施しました。
6基の砂防堰堤を含めた久連子川流域飛行距離約13kmの飛行試験を13分で完遂しました。
導入検討・
無料相談したい方
ドローン活用のお悩みから具体的な製品のご検討まで、ドローン導入に関わるご相談を幅広く受け付けます。当WEBサイトのフォームよりお気軽にご相談ください。
SUPPORT