1. HOME
  2. ニュース
  3. 物流

物流

新しい順 | 古い順
【実証実験レポート】 鳥取県鳥取市で実施された、災害時の孤立集落を想定した遠隔医療提供目的の物資輸送の実証実験でドローンの運航協力を行いました

【実証実験レポート】 鳥取県鳥取市で実施された、災害時の孤立集落を想定した遠隔医療提供目的の物資輸送の実証実験でドローンの運航協力を行いました

エアロセンスは、2023年11月28日、株式会社NEXT MOTION(鳥取市中砂見、代表取締役社長 西原 徹)と有限会社徳吉薬局(鳥取市秋里、代表取締役社長 徳吉 淳一)が実施した、災害発生による道路寸断により孤立した集落を想定し、ウェアラブル端末を活用した遠隔医療の提供のためドローンによるデジタルデバイスと処方箋医薬品の空路輸送及びオンライン診療・服薬指導の実証実験で、ドローンの機体提供と運航で協力しました。

当実証実験は環境省と国土交通省による、社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術導入促進事業の過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業の一環として実施されました。

今回の実証実験で運用したドローンはエアロセンスの新型エアロボPPK (AS-MC03-PPKHL)と同じ機体をベースに開発した物流用途向けドローン、通称エアロボAS-MC03-TBoxです。同機は現場に合わせたフライトプラン(高度、速度、経路など)を設定することで自動飛行できることが特徴で、可能積載物重量は2kgと医薬品等の物資輸送に適しています。

01佐治支所から離陸するドローンのシーン.jpg
実証実験の様子

T-Box2.jpg

実証実験に提供したエアロセンスのドローン エアロボ AS-MC03-TBox


飛行経路は下図A地点の鳥取市佐治総合支所からB地点の佐治町津野地区公民館(ふれあいの館)で、約1.5Kmの距離をわずか約5分で飛行しウェアラブル端末、通信機器、処方箋医薬品(処方箋医薬品を想定したダミー)の3点を輸送。輸送物を受け取った住民の方はウェアラブル端末を装着し、生体データを計測。その後、医師によるオンライン診療・服薬指導を受け、実証実験は無事成功しました。

ルート.jpg

飛行ルート(A地点からB地点までの1.5キロをわずか5分で飛行)

今回の実証実験で運航の総指揮を行ったエアロセンスの事業統括部の尾立裕志は、今回の実証実験の運航を成功させた経緯について以下の通り述べています。

尾立さん3.jpg「今回の実証実験では、NEXT MOTION様から障害物の有無や飛行ルートの対地高度に関する情報を事前に共有いただき、それに基づいて飛行経路下の高圧線や植林群を避けるなど、想定するリスクを事前に回避する運航計画を立てました。

また、実証実験の目的であるウェアラブル端末を活用した遠隔医療の提供の想定シナリオを明確に理解し、それに沿った運航フローを明確にイメージしながら本番の前日にテスト飛行を行ったことで、本番の飛行の際に生かすことができました。また、ピストン輸送でもバッテリー交換不要の航路でしたが、万が一ドローンの着地地点でバッテリー交換が必要な場合に備え、着陸地点側の補助者と想定作業手順を事前に確認するなど、念入りかつ周到に事前準備を行ったことも功を奏したと考えています。」

エアロセンスはこれまで環境省や国土交通省等、各省庁が実施する物流実証実験に協力した実績を持ち、高い機体性能や信頼性が認められています。今後も同様の実験に協力することで、ドローン物流の普及に貢献してまいります。

エアロボを活用した「DID地区における採算性を確保したドローン配送の検証」についての実証実験の動画が公開されました

エアロボを活用した「DID地区における採算性を確保したドローン配送の検証」についての実証実験の動画が公開されました

エ2021年9月と2022年1月に行われた、「レストランから家の前まで」のテイクアウトのドローン配送サービスについて、実証実験の様子の動画が公開されました。ぜひご覧ください。

この実証実験は、兵庫県・新産業創造研究機構(NIRO)実施の【令和3年度】ドローン先行的利活用事業によるものです。

国産ドローン、産業用ドローンの導入をご検討のお客様
お気軽にご相談・お問い合わせください。

お役立ち情報を
受け取りたい方

ドローンを活用したIoTソリューションの最新事例や製品・技術情報、課題解決のご提案等をメールマガジンでお送りします。

もっと詳しくドローンを
知りたい方

ドローン機体の製品カタログや周辺機器・システムのカタログ、会社案内パンフレットをダウンロードできます。

導入検討・
無料相談したい方

ドローン活用のお悩みから具体的な製品のご検討まで、ドローン導入に関わるご相談を幅広く受け付けます。