首都高速道路株式会社と「災害時等における無人航空機の運用に関する協定」を締結しました
エアロセンスはこの度、首都高速道路株式会社と「災害時等における無人航空機の運用に関する協定」を締結しました。
今後、協定に基づき同社に協力することで首都圏直下地震等の大規模災害時における被害情報の収集と状況の把握を行い、迅速な早期普及を目指します。
詳細につきましては、首都高速道路株式会社のプレスリリースをご参照ください。
エアロセンスはこの度、首都高速道路株式会社と「災害時等における無人航空機の運用に関する協定」を締結しました。
今後、協定に基づき同社に協力することで首都圏直下地震等の大規模災害時における被害情報の収集と状況の把握を行い、迅速な早期普及を目指します。
詳細につきましては、首都高速道路株式会社のプレスリリースをご参照ください。
エアロセンスのドローンは、国土地理院が南極の地形図を作成する目的の写真測量や地形の撮影などで活用されています。このたび、同院の広報誌に昭和基地周辺の地形図更新目的に、昭和基地のある東オングル島全域(約2km × 2km)の撮影のためエアロボウイングが活用された事例が紹介されました。
国土地理院では今後、エアロボウイングの長距離・広範囲の飛行が可能な特徴を活かし、南極大陸沿岸の露岩域など、撮影範囲を広げる計画を立てています。
エアロボウイングが撮影した昭和基地
当社のドローンの活用について紹介された記事は、国土地理院広報誌2024年5月号の4ページに掲載されています。
広報誌はこちらからご覧ください
エアロセンスは、2024年5月15日~17日、和歌山県で開催された砂防学会研究発表会 和歌山大会に出展しました。砂防学会の研究発表会は、砂防事業の発展や砂防技術者の資質の向上を図り、国土や国民生活の安全、学術文化の進展と社会の発展等に寄与することを目的に毎年開催されています。
今回の研究発表会では、当社が垂直離着陸型固定翼ドローン「エアロボウイング」の展示を行ったほか、これまでに大手建設コンサルティング各社がエアロボウイングを活用して行った砂防点検に関する各種論文が発表されました。
各論文は以下をご参照ください。
日本工営株式会社
「緊急時におけるVTOL型ドローンを用いた流域調査手法の検証」
中電技術コンサルタント株式会社
「都市部におけるVTOL型UAVを活用した砂防施設点検方法の検討」
株式会社建設技術研究所
「木曽川水系におけるUAV及び関連技術を活用した砂防施設点検に関する取り組み」
国際航業株式会社
「立入困難地域における最新技術を用いた調査計画検討事例」
「通信不感地帯における砂防施設情報の取得と迅速な伝達、可視化の試み」
株式会社パスコ
「特徴の異なるUAVを活用した長距離自律飛行による砂防施設点検の試行」
国土の75%が山岳地帯を占める日本では、砂防堰堤は災害対策に重要な役割を果たしており、その点検の多くをエアロボウイングが担っています。当社は今後も国土の安全を守る重要な役割を果たすインフラ点検の効率化に貢献してまいります。
ご参考:砂防学会ホームページ
– 飛行許可・承認申請不要で特定飛行が可能に –
型式認証は無人航空機(ドローン)を対象とした設計及び製造過程が安全基準(強度、構造及び性能の適切性)および均一性基準(製造等業務の適切性)に適合するかを検査し認証する制度です。型式認証を受けた型式の無人航空機については、機体認証の際に機体毎に行う設計、製造過程及び現状検査の全部又は一部が省略されます。エアロボウイングの運用コンセプトは離陸から着陸まで長距離を目視外で自動飛行するもので、この安全性と信頼性が基準に適合し認証されました。
なお、今回の認証においては事前承認が必要な特定飛行のうち目視外飛行が対象となります。これにより、レベル3およびレベル3.5(※2)飛行のうち、目視外飛行の事前申請が不要(※3)となります。長距離・広範囲の飛行が可能な特徴を活かしたVTOL型ドローンによる河川や砂防堰堤などのインフラ点検や調査などの利用範囲がさらに広がることを見込んでいます。
エアロセンスは国産ドローンメーカーとして多数のドローン製品ラインアップを揃え、多くの企業や自治体で導入・活用されており、国土交通省や文科省等、各省庁からも高い機体性能や信頼性が認められています。今後もエアロセンスは自社開発体制を持つ強みを生かし、ドローンの社会実装を進めてまいります。
エアロボウイング AS-VT01K 諸元情報
外形寸法 |
215 x 124 x 42 cm (プロペラ含まず) |
機体重量(バッテリー含む) |
9.2kg |
最大離陸重量 |
10.2kg |
最大積載可能重量 |
1kg |
飛行可能時間 |
40分(ペイロード1kg積載時) |
最大飛行距離 |
50km (ペイロード1kg積載時) |
最高速度(対気速度) |
27.8m/s (100km/h) |
巡航速度(対気速度) |
18m/s (65km/h) |
最大バンク角 |
40° |
飛行可能風速 |
10m/s * |
動作保証温度(バッテリー含まない) |
-5℃~40℃ |
飛行制御 |
飛行計画による自動航行 |
FPVカメラ |
2機搭載(前向き/下向き) |
安全機能 |
LED灯火(赤/緑/白) 緊急時のマルチコプター飛行への自動遷移** |
フライトコントローラ |
自社製フライトコントローラ |
センサー |
2周波GNSS、IMU、TOFセンサー(下向き)、対気速度センサー(ピトー管)、気圧センサー |
GNSS |
GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo |
機体制御無線 |
2.4GHz、LTE |
2.4GHz 電波到達距離 |
見通し1500m(通常版)、見通し5000m(ハイパワー版)*** |
LTE通信モジュール |
標準搭載(KDDIもしくはNTTドコモに対応) |
型式認証 |
第二種型式認証 |
生産国 |
日本 |
* 固定翼飛行時
** 機体の姿勢が大きく崩れた時、高度が低下した時に自動遷移します
*** ハイパワー版は第三級陸上特殊無線技士の資格が必要となります
(※1)国土交通省ホームページ「型式認証を取得している無人航空機一覧」に近日中に掲載予定。
(※2)レベル3飛行は、無人地帯において立入管理措置を行ったうえの目視外飛行。レベル3.5飛行は、無人地帯において従来求められていた立入管理措置のうち補助者の配置や看板の設置等を不要とした目視外飛行。
(※3)事前申請が不要となるには、型式認証機体において、機体認証を取得することに加えて、技能証明(※4)と飛行マニュアルの作成など安全確保措置が必要です。
(※4)現時点、VTOL型ドローンの技能証明には「回転翼航空機(マルチローター)」と「飛行機」の両方の資格が必要とされています。しかし、エアロボウイングの運用には通常時、非常時に限らず固定翼の手動操縦は必要ないことから、技能証明取得の簡略化を働きかけています。
2024年6月5日にVTOL機として国内初の型式認証を取得した「新型エアロボウイング(AS-VT01K)」のフライヤーを公開しました。
また、現在幕張メッセにて開催中のJapan Drone2024で、実機ならびに今後ラインナップ予定のペイロードをご紹介しています。
会場にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。
※事前の来場登録が無い場合は有料となります。ご注意ください。
展示会情報
- イベント名
Japan Drone 2024- 開催日時
2024年6月5日(水)〜7日(金) 10:00 - 17:00- 会 場
幕張メッセ
〒261-8550 千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1
JR京葉線 『海浜幕張駅』から徒歩約5分 (東京から快速利用で約30分)- 主 催
一般社団法人 日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
主催者ウェブサイト:https://ssl.japan-drone.com/
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