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エアロセンス株式会社、 東京大学協創プラットフォーム開発株式会社をリードインベスターとする 第三者割当増資による資金調達を実施

エアロセンス株式会社、 東京大学協創プラットフォーム開発株式会社をリードインベスターとする 第三者割当増資による資金調達を実施

自社開発の国産産業用ドローンとクラウドサービスを組み合わせ、企業や自治体などにソリューションを提供するエアロセンス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:佐部浩太郎 以下、「エアロセンス」)は、10月上旬、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長:大泉克彦、以下「東大IPC」)が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(以下「AOI1号ファンド」)をリードインベスターとする、第三者割当増資による資金調達を実施しました。

 

資金調達および支援を受け、製品供給体制と経営を強化しドローンのさらなる社会実装を目指す

昨今、建設・土木、物流、漁業、農業などの産業や、点検や測量などの分野では人手不足が課題となっています。これらの業界および分野の業務効率化などの課題解決ニーズの増加にともない、産業用ドローン市場は今後急拡大することが予想されています。日本国内のドローンビジネスの市場規模は2022年度には前年度比34.3%増の3,099億円に拡大し、2027年度には7,933億円に達することが見込まれる中(※)、エアロセンスは自社の高い技術力による製品の社会実装力を強化し、社会の課題解決に貢献し成長を続けています。

 

エアロセンスの強みであるVTOL(垂直離着陸型固定翼)をはじめとする多様なドローン各機種の製造・販売体制の強化に加え、強固な事業運営体制の構築を目指し、この度の資金調達に至りました。新規株主となる東大IPCには、ベンチャー育成・投資、特にオープンイノベーションにおける豊富な経験・知見を基に支援を受ける予定です。

 

ソフトウェアとハードウェアの一気通貫による開発体制で現場の課題に対応

エアロセンスは「ドローン技術で変革をもたらし、社会に貢献する」をミッションに掲げ、2015年8月にソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社(当時。現在はソニーグループ株式会社が持分を保有)と株式会社ZMPの共同出資により設立。国産ドローンのハードウェアからソフトウェアまで自社内で一気通貫の開発体制を持つことで、さまざまな分野の現場で使いやすい産業用ソリューションを提供しています。

 

エアロセンスのVTOL型ドローン「エアロボウイング」は、国内のドローン業界初となる垂直離着陸型固定翼ドローンとして2020年10月に発売し、航続距離は最長50kmを誇ります。同機は既に広域・長距離の監視業務などに活用され、遠隔地での災害や遭難といった緊急事態時に現場をモニタリングすることが可能です。また、2022年5月に発売を開始した、標定点を設置せずにi-Construction基準の測量制度に準じた測量ができるドローン「エアロボPPK」は、一般のドローンによる測量業務を約1/3に削減することを可能にするなど、高い開発力を生かし社会課題解決に役立つ商品ラインアップを充実させています。

 

今回の資金調達について、エアロセンスの代表取締役社長 佐部浩太郎は以下の通り述べています。
「当社は設立8年目を迎え、今後さらなる成長に向けて、この度東大IPCから支援をいただくことになりました。調達資金を活用し、これまでの開発フェーズで培ったユニークな製品群の製造・販売など、供給能力を強化していきます。また、東大IPCのベンチャーキャピタルとしてのノウハウを取り入れることで、経営の強化、企業価値の向上にも取り組んでまいります。」

 

リードインベスターである東大IPCの代表取締役社長 大泉克彦氏は以下の通り述べています。
「産業用ドローンは、建設・土木、物流、漁業、農業などの幅広い産業で今後、運用・インフラを支える必須のツールになっていくものと考えられています。エアロセンス社はその社会課題、何より現場と向き合い対応するべく、ハード・ソフト双方の開発体制をもつことで業界唯一、国内初のソリューションや技術を多数持ち得る企業です。当社は事業会社やアカデミアとの連携などを通じて最先端のドローン・AI・クラウドで変革をもたらし、現実世界の様々な作業を自動・効率化することで社会への貢献をともに目指してまいります。」

 

これまでエアロセンスは複数の企業から出資を受け成長を続けてきた中、今回初めてベンチャーキャピタルより資本参加いただくことで、多様な知見やノウハウを生かしさらなる成長を目指してまいります。

 

(※)出所:インプレス総合研究所 「ドローンビジネス調査報告書2022」

エアロセンス株式会社と日本無線株式会社が資本業務提携

エアロセンス株式会社と日本無線株式会社が資本業務提携

-両社が協働し、安全・安心な国土づくりに貢献-

自社開発の国産産業用ドローンとクラウドサービスを組み合わせ、企業や自治体などにソリューションを提供するエアロセンス株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:佐部浩太郎、以下「エアロセンス」)と国内屈指の総合防災サプライヤーの日本無線株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長 小洗 健 以下「日本無線」)は、10月上旬、ドローン関連機能向上を目的とする資本業務提携契約(以下「本提携」)を締結しました。

 

両社の協働により、携帯電話回線圏外エリアでのVTOL型ドローン「エアロボウイング」による飛行・点検を目指します

エアロセンスと日本無線は本提携を通じて、両社が協働し安全・安心な国土づくりに貢献いたします。具体的には、エアロセンスと日本無線が協働し、長距離、長時間の飛行が可能なエアロセンスのVTOL(垂直離着陸型固定翼)型ドローン「エアロボウイング」の性能の向上を図り、日本無線が同機を活用することで国の行政機関の防災、点検の支援体制の強化および拡充を図ります。

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エアロボウイングは、国内のドローン業界初となる垂直離着陸型固定翼ドローンとして2020年10月に発売し、航続距離は最長50kmを誇ります。同機は既に広域・長距離での監視業務などにさまざまな企業や自治体などで活用されています。飛行中の映像確認や機体の制御には携帯電話回線網の上空利用により、長距離・広域での運用の機会が広がりましたが、山岳地帯や海域、緊急時などの利用には課題もありました。日本無線の無線技術を活用し携帯電話回線圏外での飛行を可能とすることで、ドローンの活用範囲拡大につなげます。

 

建設業における就業者減の課題解決にも貢献します

国民の生活、社会活動、経済活動を支えるインフラ機能については、インフラの建設・整備のみならずその維持管理や災害対応も求められています。一方で建設業の就業人口は減少しているとともに高齢化が進んでおり技術継承、担い手確保が課題となっており、国土交通省はこれらの課題の解決に向けて「インフラ分野のDXアクションプラン」をまとめて取り組みを進めています。その中にはダムや砂防施設などの点検、河川監視、被災状況調査など、さまざまなシーンにおけるドローンの活用が示されています。特に河川監視などに利用するドローンにおいては長距離、長時間の飛行が有用でありエアロセンスの保有するVTOL技術が有効となります。

 

国内のドローン業界においては、2022年12月を目処に有人エリアにおいて目視外飛行、夜間飛行でドローンが飛行できる“レベル4飛行” の航空法改正案が施行される予定で、実質の規制緩和に向け各ドローンビジネスを展開する企業においては機体の多様な有効活用での対応が急務となっています。

 

エアロセンスは、ドローンおよびAI技術を取り入れた自動化システムの開発を手掛けています。建設分野で活用が進んでいるドローン測量においては自律飛行ドローンによる計測からクラウドコンピューターによるデータ解析までのワンストップサービスを『AEROBO測量2.0』として提供。2020年には長距離かつ広範囲の飛行が特徴のVTOL型ドローン「エアロボウイング」の販売を開始。広域での活用を実現し、企業や自治体などの測量・点検の課題解決に寄与するなど、ソリューションを提供する領域を拡大しています。

 

日本無線は創立以来培ってきた無線通信技術を基に幅広い製品やシステムを社会に提供しています。特に防災分野においては日本初の気象レーダーの開発、ダムコントロールシステムの提供など総合防災サプライヤーとして防災減災に取り組んでいます。

 

両社は、エアロセンスのVTOL技術と日本無線が培ってきた水・河川管理に関する知見や保有する無線通信技術の融合によりインフラ分野のDX推進に寄与し、安全・安心な国土づくりに貢献してまいります。

エアロセンス、鳥取県鳥取市で実施された、災害を想定したドローンによる医薬品等の物資輸送実証実験において機体提供と運航を実施

エアロセンス、鳥取県鳥取市で実施された、災害を想定したドローンによる医薬品等の物資輸送実証実験において機体提供と運航を実施

自社開発の国産産業用ドローンとクラウドサービスを通じてさまざまなソリューションを提供するエアロセンス株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:佐部浩太郎、以下「エアロセンス」)は、2022年10月中旬に鳥取県鳥取市で実施した、災害時を想定したドローンによる医薬品等の物資輸送実証実験において、機体提供(エアロボAS-MC03-TBox)と運航を行いました。

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実証実験中の様子(左) 実証実験に提供したエアロセンスのドローン エアロボ AS-MC03-TBox(右)

当プロジェクトは「鳥取県デジタルグリーン物流推進補助金」を活用した、鳥取県初の試みとして災害時医療支援を具体的に想定したドローン物流実証実験です。また、ドローン配送における航路設定のため地域連携を図ることも目的としており、エアロセンスを含む以下の各社が当実証実験に参加しています。

株式会社NEXT MOTION:プロジェクトマネージャー、ドローン運航管理

有限会社徳吉薬局:        二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助事業共同事業者、医薬品提供

株式会社トルビズオン:  プロジェクトアドバイザリー、上空シェアリングsora:share

鳥取県:                       鳥取県デジタルグリーン物流推進補助事業

鳥取市:                       二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助事業共同事業者、地域調整

エアロセンス株式会社:  機体提供、運航

実証実験に使用したエアロセンスのドローン「エアロボAS-MC03-TBox」は、用途に合わせたフライトプラン(高度、速度、経路など)を設定することで自動飛行できることが特徴です。また、可能積載物重量は2kgと医薬品等の物資輸送に適しています。

実証実験では鳥取市役所前の徳吉薬局から、災害時の避難所として利用が想定されたAxisバードスタジアムまで、およそ5kmの空路をドローンで医薬品を配送し不足する医療物資の輸送を行う目的で、エアロセンスは当実証実験において主にドローン機体(エアロボAS-MC03-TBox)の提供と運航管理を担いました。実際の実証実験では、離陸後およそ10分で目的地まで医薬品を配送し、災害で道路が封鎖されたような場合でも緊急時の物資の輸送においてはドローンが有効であることが実証されました。

なお、当実証実験は2022年11月下旬に2回目の実施を予定しており、エアロセンスのVTOL(垂直離着陸型固定翼)型ドローン「エアロボウイング」を使用した医薬品・食料品の長距離輸送を検証します。この試験を通じて、課題や採算等を含めた実現性を検証すると同時に、地域に向けたドローンに対する社会受容性を高める活動を継続する予定です。

エアロセンスはこれまで環境省や国土交通省等が実施する物流実証実験に協力した実績を持ち、高い機体性能や信頼性が認められています。今後も同様の実験に協力することで、ドローン物流の普及と実装に貢献してまいります。

エアロセンスの最新型測量向けドローン「エアロボPPK」が、EARTHBRAIN社の「SMART CONSTRUCTION EDGE 2」対応の 国産ドローンとして採択

エアロセンスの最新型測量向けドローン「エアロボPPK」が、EARTHBRAIN社の「SMART CONSTRUCTION EDGE 2」対応の 国産ドローンとして採択

PPK high.jpgエアロボPPK (AS-MC03-PPK)

自社開発の国産産業用ドローンとクラウドサービスを通じてさまざまなソリューションを提供するエアロセンス株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:佐部浩太郎、以下エアロセンス)はこの度、当社の最新機種である2周波GNSS(※1)受信機を搭載した、後処理キネマティック測位専用ドローン「エアロボPPK」が、建設現場のデジタルトランスフォーメーションを促進する、株式会社EARTHBRAIN(所在地:東京都港区、代表取締役社長:小野寺 昭則、以下、EARTHBRAIN社)の新製品「Smart Construction Edge 2」(2022年10月18日提供開始)の対応ドローンとして採択されたことをお知らせいたします。

 EARTHBRAIN社の「Smart Construction Edge 2」は、同社の「Smart Construction Edge」の改良版として開発されました。「Smart Construction Edge 2」は、ドローンによる広大な建設現場の撮影データを高速で処理を行い、即時に点群データを確認できることが特徴で、GCP(※2)が不要なだけでなくGNSSや補正情報を取得し、場所を選ばずに設置ができ、高度かつより正確な測量を行うことができます。

20221024_AS-MC03-PPK_Edge2システム構成図 rev.jpgEARTHBRAIN社の「Smart Construction Edge 2」と当社ドローンを活用した建設現場での測量業務効率化イメージ

今回、エアロセンスの「エアロボPPK」が「Smart Construction Edge 2」対応のドローンとして採択された理由として、「エアロボPPK」が写真測量の工程で、対空標識の設置工数を軽減するために開発された国産の写真測量専用かつi-Construction基準の撮影が可能であることです。また、GCPの設置工数を軽減するために開発された国産の写真測量専用であり、高い対向耐風性能(15m/s)、20分以上におよぶ長時間飛行、50mの飛行高度や解像度の高さ(1.06cm/pixel)などの機能を生かした高い測量精度が評価されました。

当社は今後も、高い技術力を基に開発したドローンを通じて建設現場での業務の効率化を図るソリューションを提供し、建設業界の生産性の向上に貢献してまいります。

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エアロセンスとナイルワークスが、データ駆動型の農業に関する業務提携

エアロセンスとナイルワークスが、データ駆動型の農業に関する業務提携

~広域対応ドローンによる撮影画像の利活用により、持続可能な農業の実現へ~

エアロセンス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:佐部 浩太郎、以下「エアロセンス」)と株式会社ナイルワークス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永田 幸生、以下「ナイルワークス」)は、エアロセンスの広域対応ドローンであるエアロボウイング[AS-VT01](以下「エアロボウイング」)を活用した
データ駆動型の農業の実現に向けて、戦略的業務提携をしました。

 

日本の農業は、就農者の高齢化や担い手不足が進み、病害虫や雑草の防除などの農作業の負担が課題となっています。そのため、各地の農業生産法人や、JA(農業協同組合)、農業・食品関連の企業、自治体でも、先端技術を活用した農業の取り組みが進み始めています。そこで両社は、エアロセンスによる、広域農場に適した長距離飛行可能なドローンと植生分析も可能なマルチスペクトルカメラによる撮像技術、及び、ナイルワークスが保有する作物の近接撮影と画像認識技術を組み合わせ、先端農業技術の向上をさらに進めます。データ駆動型の新しい農業の実現を加速させることにより、農業の人手不足解消や生産性向上を図り、持続可能な農業を目指します。

 

エアロボウイングによる広域飛行・撮影技術×ナイルワークス独自の解析技術

エアロボウイングは、エアロセンスで開発・設計・製造・販売を一貫して行っている垂直離陸型固定翼ドローン(VTOL)であり、一度で広範囲にわたる撮影が可能です。航続距離50kmの長距離飛行ができるため、広い農場での撮影を実現します。
エアロボウイングにはLTE通信機能を搭載しており、ドローン操作端末と本機の距離が離れても通信基地局を介して安定した飛行制御や映像伝送ができます。また、垂直離陸型という特性上、滑走路が不要なため、農場における狭い場所からの離着陸も可能です。撮影には、エアロボウイングに搭載したマルチスペクトルカメラ(MicaSense® ALTUM)を使用し、作物状態の分布を取得することができます。

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図1 エアロセンスのエアロボウイングとその飛行の様子

 

ナイルワークスは、作物上空30~50㎝を自動飛行する「農業用ドローン」を2018年に上市して以来、全国延べ10,000ha以上の防除を行ってきました。このドローンに搭載した専用カメラにより、作物の近接画像を取得することで、次世代の営農支援システムの開発を行っています。

 

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図2 ナイルワークスの農業用ドローンとその飛行の様子

両社は、それぞれの特長を活かし、農業におけるセンシングデータ利活用のソリューション開発を進めます。ナイルワークスで保有する水稲10,000haの高解像度・近接画像と、エアロボウイングで取得する中解像度・広域・スペクトル分布画像を突合させ、ナイルワークスが独自開発している画像認識の技術により、作物状態を解析します。その際、データをナイルワークスの農地データプラットフォーム「NileBank」に集約し、自動農機との連携や営農判断に利活用します。

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図3 エアロセンスとナイルワークスの提携による、農業におけるセンシングデータ利活用のソリューション開発のイメージ

2021年実施の実証実験

両社は、本業務提携に向けた基礎的な取り組みを既に実施しております。具体的には、北海道において、2021年8月にエアロボウイングを飛行させ、水稲圃場300ha程度のセンシングを30分程度で実現し、高度100~150mからの中解像度・広域画像を取得しました。また、同年10月には、牧草地のセンシング・解析を実施し、水稲以外の作物における実証実験も行いました。エアロセンスの画像解析クラウドソフト「エアロボクラウド」と連携し、ナイルワークスで解析を行っております。
今後、両社の協業分野を順次拡大していきます。

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図4 水稲の作況、倒伏などの識別の取り組み

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図5 牧草地における難防除雑草を抽出・解析する取り組み

データ駆動型の新しい農業の実現に向けた協業

両社は今回の提携により、エアロボウイングを活用した農業サービスの実用化に向け、様々な農業分野で実証実験と技術開発を重ねていきます。農業分野に適したエアロボウイングの機能開発・改良や、ナイルワークスが開発している画像認識の技術向上を図り、それらによりデータを活用した新しい農業サービスの実現を加速させます。両社が取り組むこのデータ駆動型農業は、農作業の効率化や省力化を実現します。日本の農業が抱える課題を解決することにより、自然と調和しながら、持続可能な農業を目指します。

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図6 エアロセンスとナイルワークスの提携に際する両代表と両社のドローン、及び2021年の実証実験の様子

 

■会社概要

エアロセンス株式会社

設立:     2015年8月
所在地:   東京都文京区小石川五丁目41番10号 住友不動産小石川ビル
代表者:   代表取締役社長 佐部 浩太郎
事業内容: 自律型無人航空機の開発、製造、販売とサービス提供、自律型無人航空機によるセンシング等とクラウドによるデータ処理・管理、それらを組み合わせた建設、物流、点検・監視、農林水産、災害対応等の産業用分野におけるソリューション提供        

URL:    https://www.aerosense.co.jp

株式会社ナイルワークス

設立:    2015年1月
所在地:   東京都千代田区神田錦町一丁目4番3号
代表者:  代表取締役社長 永田 幸生
事業内容: 農業用ドローンの開発、製造、販売
デジタル農業・農業DXにおける技術開発、サービス提供、農機シェアリングのシステム開発、運用

URL:      https://www.nileworks.co.jp

 

■参考映像

「空からの農場センシング エアロセンス×ナイルワークス」:https://youtu.be/ZUYSG571Oyg

レストランから家まで、住宅密集地における目視外ドローン配送を実施

レストランから家まで、住宅密集地における目視外ドローン配送を実施

~DID地区でのドローン配送について、採算性と利用ニーズを検証~
(兵庫県・(公財)新産業創造研究機構(NIRO)実施の令和3年度ドローン先行的利活用事業採択事業)

エアロセンス株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:佐部浩太郎、以下、エアロセンス)は、塩屋土地株式会社(所在地:兵庫県神戸市、代表取締役社長:井植 敏彰)と共同で、住宅密集地(人口集中地区:DID地区)における飲食物のドローン配送サービスの実証実験を行いました。この事業は、兵庫県・NIROが実施する令和3年度ドローン先行的利活用事業の採択事業として実施されたものです。またこの実証実験は、有人地帯における目視外飛行(レベル4)での運用を見据えたものです。

 

これまでのドローン配送実証実験は、過疎地や離島の買い物弱者対策といった実証が主であり、ドローン配送をビジネスにするための採算性は度外視されていました。今回、2021年9月と2022年1月の2度にわたり実証実験を実施することにより、DID地区にて「レストランから家の前まで」のドローン配送サービスについて具体的な採算性、及びニーズの検証を行いました。

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【実証の概要】

レストランから配達先となる戸建て住宅まで、実際のレストランで提供されるテイクアウトメニューをドローンで配送しました。第1回目の実証実験では、家の近傍までの配送としましたが、第2回目の実証実験では、家の庭への配送を行い、より、将来の個宅配送を想定できる実験としました。2回の実証実験で延べ50フライトを行い、デリバリー時間の確認や利用者に向けたアンケートを実施し、採算性と利用者ニーズを確認しました。

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【従来のドローン配送実験で困難だった採算性とニーズの検証

レストランから戸建住宅への飲食物配送をターゲットとすることにより、将来社会実装が見込まれる住宅街でのドローン配送における費用対効果を確認しました。

今回の実験によって、レストランの開始時刻11時から14時のランチタイムに5回程度のデリバリーの実施、及び家賃に加算するサブスクリプションモデルを想定したドローン配送サービスの提供は十分に可能であることが分かりました。また、今回の実証実験参加住民からは、継続的にレストランからの飲食物配送を希望するというニーズを確認することができました。

 

【ペイロードの改善】

実証実験の結果、配送対象となる飲食物と、ドローンの搭載物を収めるペイロードBOXのサイズがマッチしない場合があり、輸送コストを増加させてしまう原因となることが分かりました。

第2回実証実験の際、株式会社KADO(所在地:兵庫県たつの市、代表取締役社長:倉谷 泰成)開発の新型ペイロードBOXを提供いただくことで、1度に配送可能な容積の問題を解決し、飲み物2つと食べ物(2名分のランチメニューを想定)を1度に配送することを可能としました。

 

【住宅密集地(DID地区)におけるドローンのLTE通信を利用した運用】

従来の2.4GHz帯の通信は、運航距離が短い場合でも、離着陸場所が木々にさえぎられる場所や、家の前の塀などにより、不安定な状況に陥りやすくなります。今回、住宅街におけるLTE通信網を利用することにより、機体は制御端末との間で通信基地局を介して安定した通信を実現することが出来ました。従来、数十キロ離れた遠距離での利用にのみ効果的と考えられていたLTE通信でのドローン運用が、短い飛行距離であっても、離着陸場所の環境によっては十分意味のあることが示されました。

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エアロセンスでは、今後もドローン配送サービスの実証実験を継続し、それにより有人地帯における目視外飛行(レベル4)での運用に備えていきます。

 

AEROBO®(エアロボ)はエアロセンス株式会社の登録商標です。

エアロセンス、「Japan Drone 2022」に出展

エアロセンス、「Japan Drone 2022」に出展

~広域点検、防災・警備、測量などの分野での、ドローンを活用したワークフローを紹介~

エアロセンス株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:佐部浩太郎、以下、エアロセンス)は、2022年6月21日(火)から23日(木)に幕張メッセで開催される「Japan Drone 2022」に出展します。今回の出展(展示ホール5、ブース番号AT-07)では、「国産ドローンが作る空の未来」をテーマに展示を行います。昨今ドローンの活用が進む広域点検、防災・警備、測量などの分野ごとに、エアロセンスのドローンを核としたソリューションを紹介します。

 

エアロセンスは、ドローンを中心とした製品・サービスの開発・設計、販売からアフターサービスを自社で提供しており、製品の製造も日本国内で行っています。機体の特長ごとに、画像解析クラウドソフトなどの製品を、ソリューションとして組み合わせて提供することにより、平易な操作性とワークフロー(業務工程)を実現しています。これにより、初めて利用するユーザーでも、ドローンを安全に自動飛行させて撮影をするだけでなく、簡単な操作で撮影画像を解析処理し、成果物として活用できるようになります。

 

本展示会では、機体の特長ごとにゾーニングをし、広域点検や測量、災害調査等の社会基盤整備においてエアロセンスのソリューションが活用された事例を紹介します。また、各分野に対するソリューションがどのような運用となるのか、一連のワークフローを紹介します。

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■展示概要

ブースを各ドローンの特長ごとにゾーニングして、各分野のソリューションを紹介します。

各ソリューションは、ドローンの実機や画像解析クラウドソフトの実画面を使いワークフローを説明します。

 

・点検・調査、測量、農業向けゾーン「高速、広域向けソリューション」

対応機体:VTOL垂直離着陸型固定翼型ドローン「エアロボウイング

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最大時速100km、最大航続距離50kmで、数百haの範囲を1回で飛行・撮影が可能です。高出力無線や LTE通信にも対応していることから、広域における測量や点検、見通しの効かない山間部など様々な場所における用途に活用されています。広域の農業用には、マルチスペクトルカメラの搭載にも対応します。

https://aerosense.co.jp/vtol-as-vt01/

・測量、災害調査向けゾーン「簡便・高精度ソリューション」

対応機体:2周波GNSS機内蔵・測量専用ドローン「エアロボPPK」

PPK.png後処理キネマティック測位により標定点の設置を削減できるため、人の立ち入りにくい場所や、高低差のある場所の測量に適しています。精度の高い地表3Dモデルの生成ができるため、災害発生後に被害を受けた道路などの調査にも活用が期待されています。

https://aerosense.co.jp/as-mc03-ppk/

【撮影画像の合成・地表モデル作成・管理ソフト】

高速測量計算・画像解析クラウドソフト「エアロボクラウド」

クラウド.pngエアロボウイング、エアロボPPK、エアロボで撮影した画像を解析できる画像解析処理クラウドソフト。ドローンで撮影した画像を合成し、地表モデルの作成を複雑な手順なしに行えます。後処理キネマティック測位にも対応しており、「エアロボウイング」や「エアロボPPK」で取得した高精度の後処理キネマティック情報とフォトグラメトリー処理※1を、複雑な操作なしに自動で連携できます。

https://aerosense.co.jp/aerobocloud/

 

※1 フォトグラメトリー処理:さまざまな角度から撮影した画像を使って、撮影対象物の形状をコンピュータ上で復元する手法

 

・防災・警備、監視向けゾーン「長時間・リアルタイム映像伝送ソリューション」

対応機体:有線給電ドローン「エアロボオンエア」

オンエア.png光ファイバー経由で低遅延非圧縮4K映像をリアルタイム撮影できます。
有線によって常時給電されているため、バッテリー残量を気にすることなく、長時間飛行し続けられる点が特長です。防滴防塵対応しており、高品質な映像伝送を安定した飛行状態で実現できます。

https://aerosense.co.jp/tethered

 

【その他の展示製品】

- i-Construction基準対応の 定番ドローン「エアロボ」

https://aerosense.co.jp/multicopter/

- 高精度GNSS※2内蔵対空標識「エアロボマーカー」

https://aerosense.co.jp/marker2/

 

※2 GNSS:Global Navigation Satellite System/全球測位衛星システム。GPS等の衛星測位システムの総称

 

【展示会の詳細】

下記サイトに掲載されています。

Japan Drone 2022

https://ssl.japan-drone.com/

エアロセンスは、今後も「現実世界をICTに繋いで、様々な作業を自動化していく」というビジョンのもと、ドローンと社会を繋ぐソリューションを提供し、空から社会貢献をしていきます。

エアロセンス、後処理キネマティック測位対応国産ドローン「エアロボPPK」、本日受注開始

エアロセンス、後処理キネマティック測位対応国産ドローン「エアロボPPK」、本日受注開始

~対空標識の設置数を大幅削減しながらI-CONSTRUCTION基準の高精度測量を実現~

エアロセンス株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:佐部浩太郎、以下、エアロセンス)は、2周波GNSS(※2)受信機内蔵・後処理キネマティック測位対応ドローン「エアロボPPK」(AS-MC03-PPK)の受注を、本日2022年5月25日より開始します。

本機は、国産市販機として初めて(※3)後処理キネマティック(PPK(※4))に対応した測量専用ドローンです。2周波GNSS受信機により算出した機体の位置情報と撮影時刻の情報をもとに、飛行後に、ドローンで撮影した画像と統合処理することができます。これにより、一般的な写真測量に求められる対空標識(※5)の設置数を大幅に削減しても、精度の高い測位情報を取得することができます。その結果、i-Construction基準である±5cm以内の測量精度を実現しながら、広域の写真測量では所要時間を何時間も削減します。

エアロボPPKは、高速画像解析クラウドソフト「エアロボクラウド」と組み合わせることで、後処理キネマティック測位情報や撮影した画像の解析処理を自動かつ高速に行います。このようにソリューションとして提供することで、測量士のみならず、施工会社の方などこれから新たに写真測量を導入される方でも使いやすい平易なワークフローを実現します。

エアロボPPK.png

商品名

品番

発売日

価格

エアロボPPK
(Aerobo PPK)

AS-MC03-PPK

2022年5月25日

オープン価格


※1 i-Construction:国交省の取り組みで、建設現場における測量から設計、施工等の様々なプロセスでICTを導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上と魅力ある建設現場を目指すもの。「i-Construction」は国土技術政策総合研究所の登録商標。
※2 GNSS:Global Navigation Satellite System/全球測位衛星システム。GPS等の衛星測位システムの総称。
※3 2022年5月、エアロセンス調べによる。
※4 PPK:Post Processing Kinematic/後処理キネマティック測位の英語表記。衛星から受信した測位データを、基準点のデータを用い後から補正処理することで、精度の高い位置情報を取得することができる測位方式。
※5 対空標識:空中から撮影した写真に写してデータ解析するための目印となるもの。


エアロボPPK(AS-MC03-PPK)による測量プロセスの特長

1.2周波GNSS受信モジュールにより、本機の正確な位置情報を算出

2周波GNSS受信モジュール.pngエアロボPPKは、2周波GNSS受信モジュールにより、GNSS衛星から発せられる2種類の電波の到着時間を比較し遅延量の差を読み取り、飛行中のドローン機体の位置と高さの正確な位置情報を算出します。


2.撮影と同期したGNSS情報・メカシャッター・ジンバル機構により、高精度な位置情報付きの高品質な画像データを取得

3軸ジンバル機構.pngエアロボPPKは、ソニーのミラーレス一眼カメラを搭載しており、精細な画像撮影が可能です。カメラのシャッタータイミングにGNSS情報の受信を同期させるので、高精度な位置情報付きの画像データを取得できます。カメラには、メカシャッターを採用し、また高速なシャッタースピードに設定することにより、歪みの少ない画像が撮影できます。さらに、カメラの保持には3軸ジンバル機構を採用し、飛行中の揺れの影響を軽減させます。そのため、飛行中でも安定した質の高い画像を撮影できます。

3.標定点(※6)の設置をしなくても、I-CONSTRUCTION基準の測量精度を実現

特に広範囲の測量では、従来は標定点の設置が多数必要となり、その設置・回収に車両を用いるなど多くの手間と時間を要しました。エアロボPPKは、精度の高い測位情報を衛星から直接取得できるため、標定点としての対空標識の設置をしなくても、i-Construction基準(±5cm以内)の測量精度を実現します(※7)。

これにより、施工管理など日々計測が求められる現場での生産性が高い測量方法としての活用が期待されます。さらに、災害現場や人の立ち入りが難しい場所や地域など、今まで対空標識の設置が困難だった場所の測量も可能となります。

〈参考〉試験飛行による測量結果レポート

測量条件:標定点はなし、検証点を5点設置、撮影高度50m、地上分解能1cm/ピクセル以下、地上局として電子基準点を使用

測量結果レポート図.png測量結果レポート表.png


※6 標定点:測量地点のデータを抽出する際の基準となる、標高と水平の基準が明確な点で、地上に設置して対空標識を置く。撮影時のカメラの位置や姿勢、隣り合う写真の相互関係、写真と撮影地域の3次元座標系との対応を求めるために用いる。
※7 精度確認のためには、別途、検証点となる対空標識の設置を推奨します。

4.飛行・撮影から画像解析まで連携性が高く、安全性と使いやすさにこだわったトータルソリューション

 エアロボPPKは、事前に飛行経路を設定することで、飛行自体も完全自律運用できる機体です。また、取得した高品質の画像を、正確なシャッター時刻ファイル、同期して取得したGNSS情報と合わせて、一か所にまとめて全て機体本体に記録します。そのため、飛行後に、取得したそれらのデータを、SDカードからそのまま「エアロボクラウド」に簡単な手順でアップロードできます。その後計算開始を指示するだけで、機体の測位情報や撮影画像、検証点のデータをまとめて高速処理でき、複雑な操作なく測量結果としての成果物を取得できます。

「エアロボステーション」での操作画面.png

ドローン操作端末「エアロボステーション」での操作画面


これらの各工程の操作性はシンプルで、ドローンやデータ解析に関する操作経験の少ない方でも安全にまた簡単に使用することが可能です。

エアロボPPKの仕様・製品情報

 エアロボPPK(AS-MC03-PPK)の主な仕様

外形寸法(プロペラなし)   517 x 517 x 509 mm 
 外形寸法(ガード装着時)   943 x 943 x 509 mm 
 本体重量   2.73 kg 
 本体重量(ガード装着時)   2.95 kg 
 電池   6S 16,000 mAh リチウムポリマーバッテリー 
 標準搭載ペイロード重量   1.1kg 
 最大使用可能時間   26分 
 最大風速   10m/s 
 最大飛行速度   36km/h 
 耐水性・防塵性   IP43 
 フライトコントローラ   自社製フライトコントローラ+アプリケーションプロセッサ 
 センサー   GPS、加速度/角速度/地磁気(各3軸)、気圧 
 動作環境温度   -10~40℃(バッテリー除く) 
 GNSS   GPS/QZSS、GLONASS、Galileo 
 使用無線周波数   機体制御2.4GHz 
 カメラ   ソニー製α6000シリーズ、レンズ:SEL20F28、3軸ジンバル 
 安全性能   ・LED灯火による機体前方・後方の視認性確保
 ・バッテリー残量基準値以下による自動帰還
 ・通信断による自動帰還(帰還方法設定可能)
 ・GPS信号断による緊急着陸
 ・遠隔での緊急停止機能
 ・暴走飛行防止(異常傾き検出時のプロペラ自動停止)  

エアロボPPKの製品情報は商品ウェブページに掲載しています。

https://www.aerosense.co.jp/as-mc03-ppk/

関連製品

高速測量計算・画像解析ソフト「エアロボクラウド」

エアロボクラウド.jpg写真測量データを高速処理できる画像解析クラウドソフト。「エアロボPPK」で取得した高精度の後処理キネマティック情報とフォトグラメトリー処理※8を、複雑な操作なしに自動で連携できます。地表3Dモデルなどを、高い品質の成果物として取得できます。

※8 フォトグラメトリー処理:さまざまな角度から撮影した画像を使って、撮影対象物の形状をコンピュータ上で復元する手法。

・製品情報

https://www.aerosense.co.jp/aerobocloud/

 

GNSS搭載対空標識「エアロボマーカー」

エアロボマーカー.jpgGNSSロガーを搭載した高精度計測のドローン測量用対空標識。GNSS測位では最も精度の高い計測手法であるスタティック測位を採用しています。本機は、GNSSからマーカーの位置を自動計測しているため、トータルステーションからの観測は不要です。そのため、エアロボPPKの検証点として使用すると、さらなる生産性の向上につながります。取得した位置情報は、エアロボクラウドに簡単にアップロード可能です。

・製品情報

https://www.aerosense.co.jp/marker2/


今後もエアロセンスは、「現実世界をICTに繋いで、様々な作業を自動化していく」というビジョンのもと、生産性向上が求められる建設土木業界の業務効率改善に貢献します。






 
 

 



ファンリードとエアロセンス、マレーシア・サンウェイ大学との マングローブ保全に関する共同提案が「国際共同研究プログラム2021」に採択

ファンリードとエアロセンス、マレーシア・サンウェイ大学との マングローブ保全に関する共同提案が「国際共同研究プログラム2021」に採択

~ドローンによるマングローブ分布/生育マップ作成技術の実証実験により、 防災、漁業、気候変動対策への貢献を目指す~

株式会社ファンリード(本社:東京都豊島区、代表取締役兼CEO:小林 慶一、以下、ファンリード)とエアロセンス株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:佐部浩太郎、以下、エアロセンス)は、アジア・太平洋電気通信共同体※1の加盟国研究機関と日本企業で推進される「国際共同研究プログラム2021」へ、「ドローンによる高分解能画像を用いたサラワク州のマングローブ分布/生育マップ作成技術の実証実験」を、マレーシアのサンウェイ大学※2と共同提案しました。この度、本提案が採択されましたのでお知らせします。

■実証実験の背景及び概

マレーシアでは、2004年スマトラ沖大地震の際、半島部海岸のマングローブ林が保全されていた地域で津波被害が軽減されたことから、2005年以降全州政府とNR(Ministry of Natural Resources & Environment)によるマングローブ保全への積極的な取り組みが行われています。

マレーシアのマングローブ(62.9万ha)の22%:約14万ha※3を有するサラワク州では、「海の命のゆりかご」とも言われるマングローブが形成する生態系を維持することが、地域の持続可能な漁業を実現するうえで喫緊の課題となっています。また近年、マングローブはアマモなどの海草類とともに“ブルーカーボン生態系”として気候変動対応の観点からも保全の必要性が高まっています。

今回の実証実験では、サラワク州ラジャン・マングローブ国立公園で、マングローブ保全に向けた政府政策決定に資する科学的データ収集し、可視化することを目的に、マングローブ分布/生育マップの作製をします。

1.jpg

■実証実験における役割

今回、「国際共同研究プログラム2021」で採択された本実証実験においては、サンウェイ大学がプロジェクト責任者となり、日本側ではエアロセンスがドローンによるデータ取集・解析を行い、ファンリードがデータ分析を行います。

具体的には、エアロセンスは、マルチコプター型ドローンであるエアロボ(Aerobo)を用いて空から高分解能な画像データを収集し、ドローン観測のデータ処理に特化した独自のエアロボクラウド(Aerobo Cloud)を活用してデータ解析をおこないます。また、地上からはエアロボマーカー(Aerobo Marker、GPSを含むGNSS衛星電波受信機内蔵の対空標識)を用いて位置座標データを収集します。

 ファンリードは、エアロセンスが収集/処理した空からのデータと地上からのデータを合わせて分析を行うとともに、スマート農業サービスとして培ってきた独自の画像認識などのAI技術を活用し、マングローブの分布/生育マップを作製します。

■今回の実証実験の位置付け

今回の実証実験は、特定の対象地域(サラワク州ラジャン・マングローブ国立公園)における技術実証(Category I)です。本成果を踏まえ、ファンリードとエアロセンスは、サンウェイ大学とともに、本格的な事業化実証(Category II)への移行を目指してまいります。

本格的な事業化実証(Category II)のフェーズでは、エアロセンスの広域対応ドローン(エアロボウイング)により観測エリアを広げ、ファンリードのハイパースペクトルセンサー搭載により分析能力を向上させます。ファンリードとエアロセンスは、政府機関や地域コミュニティー等に対し、マングローブの保全及び生態系の維持に必要なデータの提供を続けることで、サラワク州におけるビジネス展開を目指します。

2.png

 

※1 アジア・太平洋電気通信共同体(ASIA-PACIFIC TELECOMMUNITY)

国連アジア太平洋経済社会委員会(United Nations ESCAP)において「アジア太平洋地域の電気通信網計画の完成の促進とその後の有効的な運営を図るための地域的機関」の設立憲章が採択されたことを契機に、域内諸国の合意に基づき1979年に設置。アジア太平洋地域における電気通信サービス及び情報基盤の発展促進を目的としている。
https://www.apt.int/

※2 サンウェイ大学

マレーシア有数の財閥であるサンウェイグループにより1987年に設立された、マレーシアを代表する私立大学のひとつ。世界の大学の上位2%以内にランクインしている(QS World University Rankings 2021)。QSアジア大学ランキング2022で121位、また、50歳未満の世界の大学トップ150以内にランクインしている。

 ※3 “Status of MANGROVES in Malaysia”(Publisher:FOREST RESEARCH INSTITUTE MALAYSIA, 2020)より。

株式会社ファンリード 会社概要

【本社】〒171-0021 東京都豊島区西池袋一丁目11番1号 メトロポリタンプラザビル15階
【代表取締役 兼 CEO】小林 慶一【設立】2013年 3月26日 【資本金】80,000千円
【株主】太陽ホールディングス株式会社
【従業員数】231名 (2021年6月末時点)
https://www.funlead.co.jp/

ファンリードは「IT技術の先に、楽しさを。」をいうミッションのもと、あらゆる分野に対応するICTサービスプロバイダーとして、DXやスマート農業、スマートファクトリーなど新たなITのあり方を提案するサービスに取り組んでいます。スマート農業/AgriTech事業では、アジアの農業における超省⼒化や⾼品質⽣産の実現を目指しています。2019年度に内閣府等により公募された「みちびきを利用した実証実験」に採択されて国内外のドローン観測実証実験に成功し、2021年1月から3月にはJETROクアラルンプール事務所主催による「DXアクセラレーションプログラム(マレーシア)」の参加企業に採択・事業参加などを経て、現在はマレーシアの企業や大学と連携したプロジェクトにも携わっています。

 

エアロセンス株式会社 会社概要

【本社】〒112-0002 東京都文京区小石川五丁目41番10号 住友不動産小石川ビル
【代表取締役社長】佐部 浩太郎【設立】2015年 8月3日 【資本金】10,000千円
【株主】ソニーグループ株式会社、株式会社ZMP、住友商事株式会社
https://aerosense.co.jp/

エアロセンスは、最先端のドローン、AI、クラウドで変革をもたらし、現実世界の様々な作業を自動化していくことで、社会に貢献していきます。危険や困難の伴う作業にドローンやAIを活用することで、安心・安全な社会の実現を目指しています。これまでに、建設、物流、点検・監視、農林水産、災害対応の分野でエアロセンスのドローンやサービスが利用されています。また、エアロセンスでは、ドローンの開発・設計・製造・販売を一貫して日本国内で行っています。国内外の様々な実証実験を通じて、実際に運用できて社会課題を解決するドローンソリューション創出を目指しています。

 

お問い合わせ先

 株式会社ファンリード(https://www.funlead.co.jp/
 TEL: 03-5656-0055、Email: pr-marketing@funlead.co.jp

 エアロセンス株式会社(http://www.aerosense.co.jp/
 TEL: 03-3868-2551、Email: contactus@aerosense.co.jp



LTE通信機能搭載ドローンとして国内初、一度に複数の砂防ダム点検を実施

LTE通信機能搭載ドローンとして国内初、一度に複数の砂防ダム点検を実施

~「エアロボウイング」が、DXによる安全で効率的な山間調査に貢献~

エアロセンス株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:佐部浩太郎、以下、エアロセンス)と株式会社建設技術研究所(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:中村哲己)は、エアロセンスで開発・設計・製造・販売を一貫して行っている垂直離着型固定翼ドローン(VTOL:Vertical Take-Off and Landing Aircraft)「エアロボウイング(Aerobo Wing)」を使用し、8基の砂防ダム(※1)を一度に点検する実証実験を、LTE通信機能を搭載したドローンとして国内で初めて(※2)実施しました。

 

従来は、山奥にある砂防ダムの点検には人が現地に足を運んで確認していました。しかし近年は、労働人口の高齢化の一方、異常気象に伴う災害の増加により、人が現地に行かなくても済む安全で効率的な点検が求められています。

 

LTE通信機能を搭載したエアロボウイングの使用により、人による現地点検が不要になるだけでなく、麓などの安全な場所から離着陸して広範囲に点在する砂防ダムを一度に確認することも可能になりました。今回の点検箇所に人が立ち入る場合、通常は1~2日かかります。本機を使用することで、現地立ち入りが不要であることに加え、その飛行時間が10分以下であるため、点検時間の大幅な短縮も実現しました。本機を利用した山間調査のDX(デジタルトランスフォーメーション)は、定期点検よる災害予防、および砂防ダムへの人の立ち入りが困難となる災害直後の緊急調査などでの活用も期待されています。

 

※1:水ではなく土や砂、石等を人工的にせき止め、土砂災害を防ぐダム。
※2:2022年3月、エアロセンス調べによる。

点検対象の砂防ダムと飛行ルート.png
図1:今回行われた実証実験における点検対象の砂防ダム(砂防堰堤)と飛行ルート概要

エアロボウイング(Aerobo Wing)の特長

  • 最大時速100km、最大航続距離50km、100haの広域も1回で飛行・撮影が可能
  • 高低差がある山間部でも、旋回飛行により使用電力を抑えて上昇・下降が可能
  • LTE通信や高出力無線にも対応可能で、見通しのない山間部や広範囲も飛行可能

ウイングロゴ付き.png


【エアロボウイングの特長】

一般的に、砂防ダムは山奥の広範囲に転々と存在する上、山間部では飛行経路の高低差が大きいことが多く、マルチコプター型ドローンではバッテリーを多く消耗してしまいます。そのため、離着陸を砂防ダム1基ごとに繰り返す必要がありました。

 

VTOL型ドローンのエアロボウイングは、最大時速100km・最大航続距離50kmという特長により広域調査が可能です。加えて、経路上に高度差のある場所でも、水平飛行に移行したのち旋回上昇・旋回下降を利用することで、マルチコプター型ドローンと比べて使用電力を大幅に抑えることができます。また、離着陸時は垂直飛行となるため、単純な固定翼ドローンでは困難な狭い場所からの離着陸も可能です。一方、山間部での広範囲な飛行では、山奥までの見通しのない飛行経路となり、離発着場所にあるドローン操作端末と本機の間の通信が他の山に遮断され、飛行制御や映像伝送ができなくなってしまうことが課題でした。

 

今回、エアロボウイングにLTE通信機能を搭載することにより、山間部でも通信が遮られずに安全な飛行・砂防ダムの点検を実現しました。また、ドローン写真測量として定量的な三次元データも得られるため、1フライトで複数の砂防ダムの土砂堆積割合の正確な数値を出すことができます。

 

【実証実験の概要】

2021年12月10日、国土交通省東北地方整備局管理下の福島県にある吾妻山の中腹において、実施しました。エアロボウイングを次のように飛行させて、砂防ダムの点検を行いました。

<実証実験詳細>

  • 飛行概要: 麓近くの荒川遊砂地から離着陸し、8基の砂防ダム上空を飛行し点検
  • 飛行のポイント:水平飛行へ移行後も旋回上昇を組み合わせてて適宜高度を上げながら山奥へ飛行し、見通しのない約5kmに渡る折れ曲がった経路沿いに8基の砂防ダムを点検
  • 飛行経路: 事前に設定したフライトプランに従って自動飛行
  • 砂防ダム確認事項: 砂防ダム内の土砂等の堆積の様子を三次元データで確認

離陸するエアロボウイング.jpg
図2:荒川遊砂地から垂直に離陸するエアロボウイング

砂防ダム画像.png

砂防堰堤拡大画像after.png
図3:エアロボウイング水平飛行中に撮影された8基の砂防ダムの画像(上)とその一部拡大(下)

 

エアロセンスは、LTE通信機能を搭載したエアロボウイングを活用することで、災害の予防や、迅速な復旧支援への貢献を目指します。

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